後期ゼミ第6回目

今回はインタビューワークを行いました。

 

ユーザーモデリング

・デプスインタビュー…深く聞く

・フォトエッセイ…写真や絵に基づいて聞く

今日はその中のデプスインタビューについて、つまり深く話を聞くことを目的としました。

 

デプスインタビューは、通常は1名の調査対象者に、グループでは聞きにくい内容を詳細に聞くことであり、

・師匠と弟子モデル(相手の主観を理解する、相手になろうとするかのように聞く)

・結果の解釈は全ての記憶を終えてから行う(仮説は一旦横に置く)

このことを頭に置いて行いました。

 

テーマは「好きな○○」。

「なぜ」と問わないインタビューで、なぜ好きだと思うのかを後から掘り下げる形式でした。今まで、インタビューといえば「なぜ○○が好きなのですか?」という質問から大体入っていたので、今回の横に広げていくような形のインタビューワークはとても新鮮だったように思います。

 

今回、私は話し手となり、「好きなカフェ」についてインタビューされました。

最初に自己紹介を行った際にカフェ巡りが好きだと話したことを覚えてくれていたようで、嬉しかったです☕

 

最初は好きなカフェはどこか?という質問から始まり、

・何をよく飲むか?

・いつ行くのか?

・どこの場所のカフェに行くか?

などの質問をされ、最終的には店内で流れている音楽についても質問されました。

私はカフェの中の非日常感や落ち着いた雰囲気が好きということは自分の中でも分かっていたのですが、カフェで流れているジャズやボサノバの曲調も好きなので、そういった理由でもカフェに行っているのかな、と話しているうちに新たな発見がありました。

 

事象は質問から沢山挙げることが出来たのですが、そこから行為の目標・欲求に繋げるのが難しかったです。

自分の中では美味しい物を食べたり飲んだりして癒やされたいという気持ちがあり、または友人とのコミュニケーションツールの場として利用していたのですが、

 

事象「フルーツジュースや紅茶をよく飲む」「飲み物をよく頼む」「スイーツが多いカフェに行くことが多い」

行為の目標「甘いものが食べたい」

欲求「普段食べないものを食べたい(家ではあまり甘いものを食べないので)」

という結び付きから、自分の中にこのような欲求があったのだと自分の知らない一面を知ることも出来ました。

せっかく外食するなら家では食べないものを食べようと思っているからこそ、カフェに行くことが多いのだろうなとも思います。

 

今回は

①共感して、返す

②横に広げて、深ぼる

以上のことをインタビューワークの中で中心に行いましたが、特に②についてはかなり広げられたのではないかと思います。

自分が考えてもいなかった所まで深堀りされたので、自分のニーズを把握することが出来ました。

 

最後に、話す時に「えー」「えーと」といった言葉を使って話を繋げたり、目線があやふやだったり、色々な反省点も見つかりました。

元々人と話すこと自体には苦手意識は無いのですが、大勢の人前で話すとなると緊張してしまうので、それが結果として出てしまったかなと思います。

 

これから、ゼミのみならず他の場面でも人とお話する機会が増えてくると思うので、聞き手側や観察者側からの視点も含めて練習を積み重ねていきたいです🗣